GAFAと産業構造の繋がりが官僚的中央集権国家をAI社会に転換 軍事と民主主義の盲点を衝く新しい試み 

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ソフトウェアだけでは今後のGoogleの事業のみならず、産業全体が成長を遂げないと言い切っているように聞こえる。
実際は大きく違う。
Googleはソフトウェアを利用して有料アプリを購入してもらったり、ネットCMを見てもらったり、Googleが提供するコンテンツのすべてにユーザーを取り込めたら最低限の収益を挙げられる。
無理してハードウェアを作らなくてもいいし、売れるものを作ると協力してくれるハードウェアメーカーを潰してしまうことに繋がる。
そして従来はハードウェアが行っていたと見られる機能の面に限界が来ているから、そこをソフトウェアで制御できるようにすることだ。
機械は簡単には作り変えられないし、細かいルールや仕様を作り直せないからだ。
ハードを無視してソフトを作ることは意味が違って、飽くまでもハードが主役の時代から、ソフトが時代をコントロールする時代に来ていると言うことだ。
Googleはハードを作りたいのではないし、高性能なハードを作る気もないし、当然に作ることは出来ない。
ハートメーカーはどうだろうか。
彼らはソフトを開発する気がないし、作れないし、効率が悪いと考えている。
ソフトとハードには境界が必要であるし、離れている方が協力を取り付けやすいのだ。
ハードとソフトは表裏一体である必要があって、その仕組みは法律やルールと同じだ。
仕事をする上でも、商品を使用する上でも同じだ。
だからハードを重視すると作り直せないからソフトを重視するべきと勧めているし、今後は複雑な世界観をハードで分析したり、データを取得することが活発化する。
機械を利用して宇宙の神秘を分析することは非常な困難を極めるが、ソフトウェアなら量子の動きも分かるし、人間の細かい心理も理解できるし、社会全体を測る物差しを作れる可能性はある。
目に見えないものがいっぱいあって、その存在が宇宙であるし、自然のホントの姿だ。
その自然を分析するには、人間の創造力をOSSで利用してソフトウェアに組み込むことだ。
複雑化している社会のすべてを簡単には合理化は出来ないし、何でも知っている、何でも出来る、余計なことはしなくていい、ずっとこのまま変わらないという発想がハードウェア信仰にあったはずだ。
一度作るとやり直せないのはハードと法律の限界点だろうし、多くの人口をコントロールして義務と分業化をすることにハードは利用されてきた。
それだけ人口をコントロールすることが政治の使命だったが、今の時代にはマッチングしていない。
多様性の時代は無理に作られた文化ではないからだ。
比較的に近い文化を形成して、似たような人種が作ってきた経済環境は破綻が違いからだ。
弱者を救済しようというのも経済の進展を願っているからであって、植民地化、移民労働、奴隷制度の復活ではない。
もちろん数々の戦争や侵略が間違っていたことを示しているので、まったく違うアプローチを試みているところだ。
そこで考えられたのが超国家的な経済をシステム的に捉える試みだが、これはGAFAが適任だった。
案の定、GAFAは多くの問題を孕みながら膿を出していってくれたし、グローバル経済を本当の意味で体現させてくれる。
ハードウェアだけではアプリが売れないから、Panasonicに経営者を送り込んだ。
瞬く間にPanasonicは改革を始めているが、まったく違う会社に生まれ変わるだろう。
ハードと法律は政治に時代が合わなくなって今の混迷があるが、
政治に合わせるようにソフトを組み直すことでハードと法律は生まれ変わるだろう。
この複雑さの中にある目に見えない希少価値を見つけることで、あらゆる難問が片付くからだ。
ハードが中心だった20世紀では、目に見えても気づかないで放置をすることが素晴らしいスキルだった。
20世紀では気づいて意見を言うことは禁じ手だったが、現代では複雑になる社会を把握することが急務だ。
社会全体が1つになることを夢見てきたのに、いまだに拒否をしてなし崩しを招く愚かなことをしている。
集団生活で始まった人間の文化生活は、現代になって漸くソフトウェア化が始まった。
ソフトが普及するとは法律やハードなどと違って形がない社会、価値観、文化が共有されて個人が勝つ世の中に移行するという意味になる。
集団を固定化してある一定の場所に止め、そして分業化をするという決まった動作を繰り返すルーチン生活から解放されるという意味だ。
人類は奴隷解放されているが、法律やハードからの奴隷解放はまだだ。
人類が現代に求める自由とは義務からの解放、集団生活からの脱出、固定観念からの脱却だ。
複雑すぎて処理ができないからタブー視してきた疑問について、今後は順次分かり次第に片付けていくべきだ。
ソフトウェアでどこまで社会をシンプルに出来るか、そして禅やマインドフルネスでいう無の境地とは何だろうか。
これはさっきから言っている通りで無の世界を指しているから、法律優先型のハード社会に慣れ親しんだ現代人には分かりにくいのだろう。
スマホの操作について色々と書かれているが、最終的にはニューラリンクがデバイスと人間を結ぶはずだ。
それまではSamsungが開発したような仮想キーボードが可能となって、人間の指の動きを読んで操作が出来るだろう。
このような技術が何故起こると予想されるかというと、センシング社会はAIと連携を欲求しているからだ。
人間とマシンを繋ぐための研究が次々と起きているのも、ハードウェアに複雑さを求めているからだ。
マシンと人間の共存はその先にあるAI社会に移行するための布石であり、その後は社会と人間が共生を図っていく。
社会という世界をデータやセンシングで数値化したり、言語化して、人間に把握できるようにしていく。
データをどんなに収集しても埒が明かないが、言語化したり、分類して数値化したら、どういう方法で集めたデータを何に加工してどう利用したかを分かるようにすることだ。
従来のハードと法律でできたタテ型社会では、十分な理解が出来てないかったし、情報データが一部に偏っていたし、利用できる権限も持たされていなかった。
当然、経済や金融システムの限界を多様性によって発展させるから、上記のような硬直した社会は変革するのは自明の理だ。
コストが掛かるからAIも、クラウドも、RPAも何もかもが不可能と言われてきたが、そのコストをさらに上乗せすることで超国家的な利益を確保する壮大な絵図が、漸く実現可能になってきた。
人材も転職、派遣、雇用から自営、在宅、パートタイム、フレックスなど、自分の働きたい場所で、働きやすいやり方で、やりたい仕事をしたいという欲求にマッチングさせる時代に到達してきたことで、終身雇用神話の崩壊とともにパワハラやセクハラの温床だった集団生活からの解放が叫ばれている。
働く環境を変えると人材は好きな職場を求めてしまうので、不人気な職場は淘汰される。
次第にやりたい人が残って、やりたいように仕事をして、結果的にシンプルな働き方が定着していくだろう。
社会の動き、経済や金融システムの限界、政治の示唆、官僚制の腐敗、サラリーマン制度の見直し、社会制度が実体とかけ離れている点で法律は時代を反映していないなどと見ていくと、ハードからソフトの時代は確定的であり、今後は人間のようなロボットが登場して自分の頭で考えて働く人間が急増するだろう。
それは固定化されて窮屈になった社会に栄養剤のごとく振り撒かれて、やがて社会の隅々にまで浸透するはずだ。
ハードと法律を重視すると社会も人間も硬直化するが、ソフト重視の政策では人間は柔軟な対応に向かうからだ。
Amazonは便利さを一般消費者に与えたが、その簡便さは諸刃の剣として運送業者を疲弊させた。
しかし儲かった。
この事実は疲弊を十分に賄うのに余りある成果だ。
誰よりも早く本をデリバティブするECを考案したからこそ、この事業の弱点や盲点に精通していたことが勝因だろう。
オリジナルに叶う方法はないからだ。
ECショップのビジネスモデルで露呈した社会システムの欠点こそが問題であって、ECショップが儲けることが社会の敵ではない。
オンラインで取引される何億という荷物の取り扱いに対して、人間では対応が出来ない点をどうやって改善するかが焦点だ。
前向きな疲弊は儲かるビジネスを生み出すが、単純にブラック労働は儲けを損なう。
LibraがBitcoinの価格乱高下をカバーしてくれるそうだが、超国家的な利用価値は十分に金融システムの盲点を改革できるだろう。
SNSGAFAには個人情報の流出という点で脆弱性があるというのであれば、BlockchainはGAFAの弱点を補完できるだろう。
その補完はIBMOracleが実行しようとしている産地偽装をカバーし、生産の様子を自動で記録し、可視化し、人々を労働から解放するとともに新しいビジネスを創出するはずだ。
GAFAに税金を取り立てても、法律を適用しても、ビジネスモデルを模倣しても、逆に反トラスト法が味方になるはずだ。
反トラスト法を怖がるよりも突破することで有利になり、事業の分散化や多角化をすることで相殺できるのだ。
QualcommSONYが自動運転に進出しているが、驚くには値しない。
強力な最先端の5G通信システム、CMOSイメージセンサーやLiDARは半導体製造という不可能を可能にしたからこそ出来ることだ。
他の業界、似たような企業には出来なかったから、異業種からの参入を可能にできた次第だ。
TOYOTA豊田章男社長が必死にガソリン車が大好きなドライバーを自負して、CMで自動車の良いところをアピールしている。
そのCMは逆効果になるだろう。
時代は急激にEVやFCVを求めているだけではないからだ。
自動車という異業種に参入したい製造メーカーやIT企業が多いし、環境問題、貿易問題、世界経済の枠組みの中で必要不可欠な取り組みだからだ。
TOYOTAがEVや自動運転を後回しにしても、MaaSとして参入することは避けられない。
鉄鋼、家電、半導体、液晶ときたら次は自動車が終わる順番だが、十分なリストラ再編成と研究開発、さらにビジネスモデルの準備で乗り切ることは可能だ。
日本企業にはまだ生ぬるい企業経営者が多いが、そういった人材は中国市場によって淘汰されていくだろう。
市場原理に従わない無能な経営者は社長の椅子から排除されていくことで、その競争原理に組み込まれていく。
欲しいと思うものは価値があるから欲しいのであって、価値を見過ごすと仕事も生活もドロップアウトしていく。
だから欲しいものの中でも必需品は手に入れないと、人生に多大な影響を及ぼすことになる。
それが戦争に繋がってきたから言えることだ。
考案する、提案する、開発する、市場開拓、供給を準備する、需要を前倒しで掘り起こして時代の流れを速める人材が勝利者だ。
禅、マインドフルネス、複雑化する社会とソフトウェア、そして数え切れないデータ量の分析を可能とするには、見えないもの、希少性、パラドックス、重要なのは先に成功しているものを作り変える錬金術が必要だ。
前にあったことは後でも起こる。
このように社会全体をデータ、ソフトウェア、政治、法律、教育、産業、生活、消費など、あらゆる観点から見つめ直して改善点、反省点、未来をクリエイトする精神を高めながら時代の次を予測することは必然のスキルとなっていくだろう。
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